「平家物語」各場面の原文朗読・現代語訳・解説の音声ファイルを公開しています。
全て無料でダウンロード可能です。
オススメの使い方は→こちらをご参照ください。

2010年08月28日

「平家物語」のあらすじ

「平家物語」は、日本文学を代表する名作。ジャンルは軍記物語です。13世紀初期までには、その原型が完成されたとされています。作者は、信濃前司行長という人の作という説がありますが、諸説があり、はっきりはしていません。「全十二巻+灌頂巻」のもの(=覚一本)が一般的ですが、他にも六巻であった痕跡を残すものや、二十巻のもの、四十八巻のものもあり、いろいろなバージョン(異本)が存在します。また、琵琶法師によって「平曲」として語られたこともよく知られています。

*このサイトのテキストは室町時代の琵琶法師である明石覚一検校の手による「覚一本」をもととしています。(学校の教科書や、中間テストや期末テスト、大学入試などで使われているのは、大体この「覚一本」です。)こちらのイベント企画→「みんなで読む『平家物語』名場面」でも「覚一本」を用います。

「平家物語」の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」という冒頭部分はどのバージョンにも共通しており、また、「盛者必衰(じょうしゃひっすい)=盛んなものも必ず滅びる」という言葉は、この平家物語全体のテーマともなっています。この平家物語の全体のストーリーは大きく分けると三つの展開で整理する事ができます。

以下、簡単な「平家物語のあらすじ」です。

まずは、平家が地方を治める受領階級の武士から、貴族的な立場へと成り上がり、次第に権勢を得て次第に「おごれる人」となっていく様子を描いていきます。この部分の中心的登場人物は「平清盛」です。

そして、そんなおごり高ぶった平氏を討つために各地で兵が立ち上がります。その中でも最も活躍する登場人物が「木曾義仲(源義仲)」です。木曾義仲が都に入り、平家は西国へと落ちのびていきますが、その義仲も、結局都でうまくいかないまま最期を迎えます。(教科書でお馴染みの「木曾の最期」です。

平家は屋島を本拠地として徐々に勢力をとりもどしますが、「鵯越の坂落とし」「敦盛最期」などで有名な「一の谷の戦い」に敗れ、さらに「那須与一」の扇の的で有名な「屋島の戦い」にも敗れ、最終的には「壇の浦」で滅亡してしまいます。(安徳天皇の入水の場面が有名ですね。)この最後に平家を追いつめていく中心的登場人物として描かれるのが、「源義経」です。

平家物語の大きなテーマは、冒頭で「おごれる人も久しからず」と述べられるように、仏教的無常観を背景にして、平家の栄枯盛衰を述べるという部分ですが、一方で平家物語の魅力は、その大筋以外の部分に、挿入される、様々な個性あふれる登場人物の活躍するサイドストーリーにもあります。(群像劇という感じですね。)

このサイトでは平家物語全体の大筋に絡む重要場面をピックアップしつつ、個性あふれる様々な登場人物達のエピソードも極力取り上げて、各回10分程度の音声ファイルで「平家物語」各場面の「本文朗読・現代語訳・解説」をしています。(2015年夏からはイベント企画→「みんなで読む『平家物語』名場面」も主催しています。)

↓こちらの索引ページで各場面についての「ひとことガイド」を見ることができます。
「10分でわかる『平家物語』連続講義放送リスト」
http://www.geocities.jp/asamidays/yahyah.html
こちらを追うだけでも、もう少し細かく大体の物語の展開を知ることができますよ

このサイトについて
http://manabiyah.seesaa.net/article/383133285.html

posted by manabiyah at 00:00| ガイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする