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2014年08月17日

2014年・平家物語を巡る旅5〜完(五条の橋から夕顔の墓へ)

タクシーでパレスサイドホテルに戻り、
預けていた荷物を持って、銭湯へ。

15時台ということで、
地元の爺さん達が数名いた。

僕はとりあえず体だけ流せば良いかとも思っていたので、
番台で石けんだけ買って入ったんだけど、
中で、お客のひとりの爺さんがシャンプー貸してくれた。
ありがとうございます!

その後はガストに行って、
かき氷食べつつ、次の計画を練る。
もう神社仏閣関係は、
拝観時間終わっているし、どうしよう。

というわけで、あれこれ思案した結果。
義経と弁慶が出会ったというあの五条大橋へ。
実際は当時の橋と、今の五条大橋の位置は違うらしいが、まあ良い。
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「修練・奉仕・友情」とか文字の刻まれた台に、
なんだか微妙に変な感じの弁慶&義経像があった。

橋の近くには「牛若ひろば」とかいうこれまた怪しい広場が。
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だが、ここで思わぬ発見。

歌人大田垣蓮月の石碑が!
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この人はなかなか面白い。
今でいうブランド商法みたいなことを明治時代にやっていた陶芸家&俳人。
下記の青空文庫の服部之総による文章が詳しい。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001263/files/50372_39818.html

そして「平家物語を巡る旅」に相応しいもう一つの発見。
一の谷で熊谷直実に斬られた、
若き平家の公達「平敦盛」、
その妻にまつわる碑があった。
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133.JPG
敦盛死後、この地で敦盛の妻であった女性が、
ここにあった寺の僧とともに扇を作ったとのこと。

五条大橋からの眺め。
135.JPG
もう辺りも夕闇な感じになってきた。

この周辺は京都の中心。
この場所は成り上がり者の平家関係よりも、
純粋な貴族文化な「源氏物語」の方が縁の深い所かもしれない。

実はこの五条は、光源氏が夕顔という女性と交際した地でもある。
そして聞くところによるとその「夕顔の墓」がこの近くにあるとか。

実在の人物や歴史的事件が元となっている「平家物語」と違って、
「源氏物語」はフィクション。夕顔も実在しない。
それなのに、墓があるとは…なんとも無理矢理な。

ちなみに五条は夕顔の家があったところではあるが、
夕顔は源氏とデート中に物の怪に取り憑かれて亡くなり、
東山の鳥辺野あたりで火葬されてしまう。

五条に墓があるというのも、
やや強引な設定だが、まあ良い。

民家に紛れて、かなりわかりづらい所にあるらしいので、
iPhoneのマップ機能のお世話になりながら、何とか探索。
散々さまよってようやく見つけた。
137.JPG
暗闇で撮影したものを加工したら、
何だか恐い写真になってしまった…。

さて、そろそろ旅も終わりに近い。
五条から京都駅は電車でひと駅。

21時34分の最終の新幹線で東京へ。
139.JPG

今回は山歩きも多かったし、
天候も暑かったり、
豪雨に見舞われたりもした。

ある意味非常にハードな旅行だったけれど、
満足度は高い。

というわけでこの旅シリーズの続編が、
またいつかここで書かれることになると思う。
お楽しみに!(今回分はこれにて完結。)

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posted by manabiyah at 22:00| 平家物語を巡る旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする